2000年8月5日、晴れ。
朝の7:00に電話が鳴った。
「おい〜、まだか〜?」 「!!!!!!!!」
集合時間に電話で起きた私は間に合うはずもなく、後から遅れて行く事に^^;。
おかげでオープニングみそこねちゃった。
とりあえずバタバタと準備してなんだかんだと遅れること数時間。
11時近くに会場入りを果たし受けつけを済ます。
さぁ、SF大会だ!!。
とまぁ、ここでSF大会の全てを語り出すとすごーく長くなるのでルリ子な話しに要約。もしSF大会での出来事も読んでみたいという人がいたら私のホームページにいってみてください(^^)
私はいくつか企画に顔を出したあと、友人と別れ企画「アニメとゲームの部屋」へ。
今年はwowwowでやっているアニメ「ゲートキーパーズ」がテーマで、ゲストは監督の山口宏さん、超科学デザインの前田真宏さん、そしてキャラデザの後藤圭二さん。それに去年もゲスト参加されたギャルゲーデザイナーの春菜ななこさん!。
ちなみに私の仕事は「キャラクターのコスプレ」(笑)。
それを見ながらキャラクター作成についての話しをするとの事で、企画立案者である友人に頼まれ「生沢ルリ子」を作ったのでする。
ここでちょいと小噺(笑)。
着替えが終わった私が開場に向うべく歩いていた時の事。
ふと先を見ればエスカレーターに友人のゴトウさんの背中が。
テケテケテケ〜っと駆け上ってゴトウさんの背中をトントンと叩く。
「やほ〜……あれ?」
私はふと違和感を覚えゴトウさんの左側に縦一列にならんでいる三人組み……のネームを見る。
山口……後藤……前田…………。
「え?え?え?、やだっ、全員いる〜っ」
思わず私は目をまんまるにしてそう呟いておりました^^;。
あ〜びっくりした(でもきっと、向こうもビックリしたはず(笑))。
さて、企画のオープニング開始です。
開場は300人収容の最大級の部屋。
でもって裏企画でアニメ系のでっかい企画が色々あったせいか、会場内人はちょい少な目^^;。
まずはゲートキーパーズの舞台設定である1969年時代の映像から始まり、ゲートキーパーズのゲームやアニメの画像などを鑑賞する。
その後、いよいよトークへと突入。
このあたりからはちらほらと人数も増え、結構寂しかった客席もそこそこ埋る。
内容は色々企画に当っての裏話とか、監督達の子供の頃の話とか、設定に関する話とか。
そんな中、誰かの携帯の着メロがすずやかに鳴り響く。
曲目は「さくら大戦」(笑)。
「うーん、なかなかいいタイミングでいい曲がかかりますね〜」
さて、どんな話の最中だったのかは、ファンの方には想像付く、かな?(笑)。
ちなみにこの電話、よほど重要事項の電話だったのか、何分間もず〜としつこく流れてました^^;。
そんな事も挟みながら(笑)。
さて、いよいよ私の出番です^^;。
壇上にあがると私を実寸モデルにしてキャラデザの話など。
ゲートキーパーズの場合、キャラクターの基本設定はすべて監督の山口さんから回ってきたとか。
その後、私がキャラデの後藤さんに質問です!!(ドキドキ)。
主に作っていて謎だった点や「絵」の嘘の話など。
漫画やアニメの絵って、一見普通の服に見えても実際とは異なる点って結構多いんですよね。特に重力に関しては嘘多いです(笑)。
ちなみにルリ子の場合どういう嘘があるかと言うと、主にリボン類です。
まずは胸元のリボン、これ5センチ幅ほどのリボンを結んでいるのですが、これだと胸元、結び目手前のスカーフが襟からはみ出る部分が出来ないんです。
普通は三角形のスカーフを結ぶから出きる訳で、5センチ幅のリボンを結んでもぎゅっと結ばれて終わり。
そんな感じで悩んだ結果、出来上がったリボンは、ツチノコのようななんとも不思議なカタチをしておりました(笑)。
次に頭のリボン、これも結んだ事ある人はわかると思うけど普通にぎゅっと結んでもだら−んと下に垂れてしまうし結び目くしゅくしゅっとなってあまり綺麗じゃない。
と言う訳で、これはあらかじめリボンの形を作ったものをボタンで止めるようにしてあります。また、リボンの真中の結び目にあたる部分は、棉をいれてちょっと立体感を持たせてあります。こうするとちょい自然な感じになります。
ついでに言うなら、リボン結んだら普通ヒレって二本出るはずなんだけど、一本しか無いんだよねえ、もう一本はどこ行つたんでしょうねえ?(笑)。
そんなやり取りをしつつ、今度は逆に後藤さんより「やっぱり、現実的な設定した方がコスプレイヤーとしてはやりやすいんですか?」というご質問を受ける。
私の答えとしては「半分NO」。
たしかに現実的な設定の方が作るのは簡単だけど、現実的では無く絵的な嘘の方がかわいい事もよくあるからだ。 特にリボン関係なんかはそうかな?。まぁ、写実的な絵画よりめんだまのおっきい漫画絵の方がかわいく見えるのと同じような理論だ(ホントか?(笑))。
そんな感じで私の出番も終わり、コーナーは続く。 私は席に戻るとほっとして壇上を眺め………ん?。
ちょっとまて。
私はある重大な事に気が付いた。
「ひええええええ。頭のリボン左右逆〜っ^^;」
そう、私は本来右に付けるべきリボンを左につけていたのである。
あわてて速攻で直す!!。
実はこういった左右の間違いって、コスプレイヤーには多いんだよね。
何故かっていうと、着こんだ後って基本的に鏡で確認するじゃない?。
そうすると……そう、左右逆に写っちゃうから気が付かないんだよね^^;。
そんな事をしているうちにいよいよ企画は終わりに近づき、参加者の質問コーナーへと突入する。
そしてディープな質問等の中に混じってこんな質問が(笑)。
「ルリ子のコスプレしていた方、とても似合ってたと思うんですが、企画の主催者の方はどうやって彼女を見つけてきたんですか?」
その意外な質問に開場は爆笑に包まれる。
ちなみにその質問の答えは「カラオケをしていた時、彼女の足がふと目に入って「これだ!」と思ったんですよ」との事(笑)。
うーん、たしかにルリ子の足と私の足のラインは似ているかもしれない(体育会系な足(笑))。
でもってついでなのでマイクを借りてリボンの件を訂正。
したらなんかよーわかんないけどウケてた。
なんで?。
リボン間違ってたって訂正しただけなのに何故みんな笑うんだ〜^^;。
と私の謎を残したまま企画は終わりを告げるのであった。
企画が終了後、会場で配ったゲートキーパーズの団扇に山口さん後藤さん前田さんからサインをしていただく。
うわーい、これはレアだ大切にしよう(^^)。
その中でも前田さんのサイン、さすがにデザイナーだけあってすっごい凝ってました、すごいなぁ。
そして山口さんと一緒に写真を撮ったりなんだり。
しばらくお話をした後、今晩同じホテルに泊まる仲間に急かされ着替えに走る。
……しまった、ゲストの皆さんと一緒に写真撮るの忘れた〜(泣)。
うーん、毎回何かしら抜けている私^^;。
こうしてSF大会初日は終わっていったのであった。
まぁ、この後打ち上げだの宴会だのと延々夜中まで続くんですがね(笑)
2000年8月6日、やっぱり晴れ。 さてー、朝だー!!。
ホテルでご飯たべて再び会場!!。
この日は色々あって、分刻みスケジュール!! 友人と一緒にDペアに着替えて高千穂センセのサイン会に顔出して、その後は私は蓬莱学園の制服にダッシュで着替えて「蓬莱学園10周年企画」の部屋へ。
そこに居る事15分(笑)。
再び更衣室に戻って生沢ルリ子に着替えて友人の飛び入り企画「コスプレ撮影会及びコンテスト」部屋へ移動。
ぜーはーぜーはー。
今回はコスプレ関係の企画があまりないそうで、結構繁盛しておりました(笑)。
そこでしばしもた〜とした後で次ぎは「水木一郎コンサート」だぁ!!。うーん、やっぱりアニキは素敵だぜ。
でもってコンサートが終ってこれまた友人の企画してる「カメラおたくの部屋」を覗いてみれば……おや?吉岡センセ、今回来れないって行ってませんでした?(笑)。
そこでは吉岡平センセを初めとする面々がいろんなカメラを持ち合いファインダー覗きあい。
そこでしばらく被写体やってました、セーラー服とバニーさんで(笑)。
そーんな事をしているうちにエンディングのお時間とあいなりました。
私服に着替えてエンディング会場へ。
なんだかんだと言ってこの頃には結構へとへと。
SF大会全体の感想としては「楽しかった」です。遠方の友人達とも会えましたしね。それに企画にまぜていただいたので一般参加ともちょっと違う楽しみ方?。でも覗いた企画の大半が友人による企画の部屋だったので新しい知り合いがあんまり出来なかったかなー^^;。でもこれ以上知り合い増やすのもどうかと思うなー。だって今回この会場だけで何十人知り合いがいたんだか……。
でも、来年はまったく見知らぬ部屋も、精力的に覗いてみようと思う私でした。
そんな感じで終ったSF大会。
わかれ際の合い言葉は「また来週再来週」(コミケとワンフェス)。
みんな、また元気であおーねー!!。
最後に一言。
こんな私、実はSF大会「初参加」です(爆)。
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