キャラクター初期設定構成概略

 以下に公開するのは、山口宏先生から提供頂いたゲートキーパーズの初期のキャラクターに関する設定資料です。実際に公開されたゲートキーパーズとは異なった部分も存在します。そういった部分も含めて、この作品が目指していたものを読み取って下さい。(編集者)
1997.08.08


浮矢 瞬(うきや・しゅん)

使用能力:疾風のゲート(風を自由に操ることが出来る。後に、ゲートロボを召喚可能)
生年月日:1952年
各データ:身長170cm、体重60kg。
通常武器:木刀(近)、コルト45オート(中)

 本作品の主人公。
 何の変哲もない高校生だったが、その体に流れるゲートキーパーの血を地球防衛機構イージスに見出され、ゲートキーパーズ部隊の隊長に任命される。
 剣道部に所属していたスポーツマン。いわゆる熱血漢で、曲がったことが大嫌い。女の子に興味がない訳ではないが、非常にオクテ。『平凡パンチ』をドキドキしながら読んでいる。今は絶滅した“普通の高校生”。
 趣味はモータースポーツ。夢はホンダのナナハン(CB750)を乗りまわすこと。年上のお姉様に弱い。



生沢ルリ子(いくさわ・るりこ)/ヒロイン

使用能力:生命のゲート(主に回復系の技を操る。後に蘇生能力を身に付ける)
生年月日:1952年生まれ、17歳、高校2年生。
各データ:身長157cm。
通常武器:ワルサーPPK(近〜中)。

 主人公より先にゲートキーパーズ部隊に配属されていた美少女。
 成績優秀、スポーツ万能、品行方正な、この時代でも珍しい明るいお嬢さん。ただし責任感が強すぎるのがたまにキズ。そのため主人公に辛く当たることも。よくHRなどで「男子はいけないと思います!」と発言するタイプだ。
 庭球部所属。主人公と同じクラスで委員長も務める。「ちょっと、ダメじゃないの!?」と、口調は威勢が良い。



近衛かおる(このえ・かおる)/体育少女

使用能力:迫撃のゲート(物理的な“力”を制御する。後に重力攻撃を会得)
生年月日:1953年生まれ、15歳、高校1年生。
各データ:身長155cm。
通常武器:肉弾(近)

 初期に仲間になる女の子。
 陸上部の期待の新星で、ミュンヘン五輪への参加を期待されていたスプリンター。しかし性格は内向的で、あまり自分の主義主張をハッキリとは言わない。ひとり言が多く、 ややもすれば自閉症とも間違われかねない。
 実はスポーツに打ち込む自分が大嫌いで、普通の女の子になりたいと切望している。
 「いえ……そんなこと……」と、ボソボソしゃべる。



防人みさお(さきもり・みさお)/メガネ少女

使用能力:鉄壁のゲート(防御の力を操る。後に、無から有の創造力を得る)
生年月日:1953年生まれ、16歳、高校1年生。
各データ:身長150cm。
通常武器:M3短機関銃(中〜遠)

 常に学内でトップクラスの成績を修める天才少女。
 一見、読書好きの暗い女の子に見られがちだが、実は相当プッツンな性格。異様なまでに異性を毛嫌いしており、一部ではレズとの噂もある。
 サディスティックな一面もあり、メガネの奥に隠れた瞳が無気味に光る。
 論争が好きで、相手をコテンパンにすることに生きがいを見出す。
 「あら、それはマルクスの趣旨とは異なるわ」と、お利口さんな発言が多い。



朝霧麗子(あさぎり・れいこ)/おとぼけ姉さん

使用能力:幻惑のゲート(幻覚攻撃を得意とする。後に空間制御の力を得る)
生年月日:1951年生まれ、18歳、高校3年生。
各データ:身長160cm。
通常武器:ムチ(近)

 いつもボケッとしている良家のお嬢様。
 白痴美人という訳ではないが、そう言いたくなるような発言が多い。マヌケさん。しかし時たま鋭いことをポツリと呟いたりする。
 実は家庭的でしっかりしており、男性を立てることを知っている、奥さんにしたい女性ナンバーワンな人。
 「そんなことありませんよぉ」と、とろとろした話し方。


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